2006 Re ×Glass design リビングデザインセンターOZONE6F リビングデザインギャラリー/新宿3/16-28 

協賛:ガラス再資源化協議会、クリスタルクレイ株式会社

Cosponsor: GRCJ (the Glass Recycling Commitee of Japan), CRYSTAL CLAY Corp.

私たちの身の回りには様々なガラス製品がありますが、多くのものが廃棄されています。そうしたガラスの中から板ガラス、蛍光管、自動車ガラスを選んで素材レベルでデザインし直しました。無着色、元の素材に何も加えていません。工業製品のガラスは元々目的に合わせて形や素材のスペックが決められています。高度に構築されたGlass design です。そうしたすぐれた性質や形状の記憶を残しながら低温で溶かすことで、無機的なガラスが風合いのあるガラスに変身しました。再生ガラスの様々な表情をご紹介しながら「窓」と「庭」をテーマにおだやかな光の空間を表現しました。

There are many kinds of glass products in our daily life. Most of them are thrown away after use regrettably. I have redesigned those material not to add any color. I have chosen window sheet glass , fluorescent light glass and automobile window glass . Industrial glass have own specs suitable for its purpose. They have originally sophisticated design in other words. Keeping excellent quality and memory of form, inorganic glass have changed to "organic" glass. Melting in low temperature make them semitransparent and textured. I have represented space filling with relaxed light, using two key words "window" and "garden" as showing their organic properties.

「リサイクル」という より「スパイラル」。時間という軸がある限り、同じところには戻らず、違う次元のものに変わっていくものもあることを認める事に、これからの循環型社会のヒントがあるように思います。アーティストの私が興味を持っているのは量的な「リサイクル」ではなく質的な「スパイラル」です。例えば、残念ながら想い出が詰まった建物が壊される時、古い窓ガラスが再生ガラスとして新しい命を得られたら . . . そういう提案をさせて頂きながら「スパイラル」のお手伝いをして行きたいと考えています。

"Spiral" rather than "recycle"! I think there is a hint of recycling society in the future in recognizing that there is a thing which changes. As far as there is an axis of time, we can not come back in the same stage even though we try to do recycling. I , an artist, am interested in "qualitative spiral" rather than "quantitative recycle". For example, if some old memorable building were destroyed necessarily, I would like to help making again new "spiral" glass of the old window glass.

photo:(c)Takeshi YAMAGISHI/DATAR

2400carat

板ガラスを砕いて焼成したガラスピースでシャンデリアを作りました。多くの建物が壊され、窓ガラスは埋め立て処理されているわけですが、こうしてシャンデリアになるのも素敵でしょう。 バラバラのピースに見えますが、よく見るとスパイラルの構造になっています。

photo:(c) Takeshi YAMAGISHI/DATAR

Vrod 60 screen

Vrodは板ガラスを砕いて、型に入れて焼いた、断面が三角形のガラス棒です。一つの面がガラスが溶けつつある自然な凹凸を残しているため、有機的な表情があります。

photo:(c)Takeshi YAMAGISHI/DATAR

mizore

蛍光管のガラスで作りました。何層にもレイヤーがあり上品な奥行きのある白さが特徴。

photo:(c)Emi Murakami

Vrod45 window (detail)

上と同じものですが、裏面の表情です。樹脂のような、和紙のような。ガラスならではのひんやりした触感とのギャップに注目が集まりました。大理石に替わる素材として様々な使い道が広がります。

photo:(c)Emi Murakami

125carat

ガラスは人が創り上げた宝石。廃材で作ったVrodという「原石」の中から「宝石」と取り出しました。

photo:(c)Emi Murakami

× かける multiply

ジュエリーデザイナーMARQUISE * PEAR SHAPE さんとのコラボレーション。板ガラスを砕いて作った素材tsuraraを用いてオリジナルのクロスリングを作ってくれました。このリングにインスピレーションを受けて台を作りまた。板ガラスを一撃。再生ガラスはこうやってガラスを割って作ったものです。破壊的なイメージもありますが、生まれ変わる為のエネルギーでもあります。また、「×」は様々な人とのかけ算でもありクロスロードです。

photo:(c)Emi Murakami

ひかりか hikarika

厚み5mmの板ガラスの特徴を残して、花のようなフォームに仕上げました。直径70mmぐらいの独立したオブジェ&ランプです(中にポータブルのLEDを入れられます)。普通は捨てるガラスの端材ですが、また一花?咲かせることができました。

photo:(c)Emi Murakami